【 戦国大名 】 | |||||
伊達政宗 | 織田信長 | 武田信玄 | 上杉謙信 | 島津義弘 | 長曾我部元親 |
毛利元就 | 豊臣秀吉 | ||||
徳川家康 | 北条氏政 | 今川義元 | 浅井長政 | 本願寺顕如 | |
【 家臣・配下 】 | |||||
真田幸村 | 前田慶次 | 竹中半兵衛 | 濃姫 | 明智光秀 | 前田利家 |
まつ | 森蘭丸 | 本多忠勝 | 宮本武蔵 | ||
片倉小十郎 | お市 | 風魔小太郎 | 松永久秀 | 三好三人衆 | 直江兼続 |
【 架空キャラクター 】 | |||||
ザビー | 猿飛佐助 | いつき | かすが | 五本槍 | |
【 戦国大名 】
伊達 政宗 伊達家当主 六刀流 「戦国 BASARA」の主人公の一人。 「独眼竜政宗」として有名な 奥州(東北地方)の覇者。 ゲームでは盗んだ 幼少の頃に患った病によって片目となるが、父の後を継いで伊達家の当主になると次々と外征によって領土を拡大。 逃げる敵に父をさらわれて盾にされ、目の前で殺さなければならなくなり、さらに母には毒殺されそうになるなど悲劇的な運命も辿るが、東北の諸大名の連合軍を撃破し、ついに奥州の大部分を支配下に収めた。 戦国バサラでは「That All Right! いくぜ!」とか、英語を交えたセリフをしゃべる、戦国時代にはあり得ないキャラになっているが・・・ 実は、伊達政宗と欧州の国との関係は実際に深かった。 政宗は豊臣秀吉や徳川家康によって天下が統一されても領土拡大の野心を捨てず、周辺国の農民一揆を扇動し、それに介入する形で他国への侵攻を目論んだりしている。 そして江戸幕府が開かれた後、徳川家と豊臣家の関係が再び不穏なものになってくると、イスパニア(スペイン)の技術者の協力の元、外洋航海も可能な大型船、大航海時代で言うところの「ガレオン級」の船を建造し、家臣の「支倉常長」を欧州に派遣、太平洋横断航路を経由してメキシコ・イスパニアとの関係を持とうとした。 この使節の派遣は一応、幕府の許可を得て行われたものであったが・・・ 船の建造は極秘に進められ、それに関する資料も全て隠滅されており、政宗の何か壮大な「思惑」があったのではないかと言われている。 一説には、政宗は豊臣家の挙兵と、高齢の徳川家康の死による混乱に乗じて、欧州諸国の力を借りて天下を狙おうと考えていたのではないかと言われている。 事実、伊達家には政宗の死の際まで、伊達家が天下を取り、幕府を開いた時に施行するための法律「伊達式目」が用意されていた。 結局、政宗は徳川家康の死後は徳川家との関係を強化し、外国との関係も絶って天下を狙うことはなかったのだが・・・ 「関ヶ原の戦い」や「大坂の陣」など、徳川家 VS 豊臣家 の戦いが長引いていた場合は、彼が活躍する時代が訪れていたかもしれない。 伊達政宗については こちら や こちら も参考にして欲しい。
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織田 信長 織田家当主 剣+ショットガン 「第六天魔王」と呼ばれ恐れられた戦国の覇王。 戦国バサラは悪魔・魔人が活躍する「デビル・メイ・クライ」の流れを汲むので、「魔王」の異名をもつ織田信長は、ある意味このゲームの主役級のキャラクターと言っても過言ではないだろう。 歴史的には・・・ いまさら説明するまでもない有名人だ。 数々の敵対する勢力を討ち滅ぼし、将軍を擁護して京都を支配、天下に号令した戦国の覇者であるが、天下統一を目前にして家臣の明智光秀の謀反(反逆)によりこの世を去った。 織田信長については こちら や こちら も見て欲しい。 戦国バサラの信長は、ご多分に漏れず「魔王」な人だ。 覇道のためには殺戮もいとわない性格を前面に押し出しており、武器が「剣と銃」なところもデビル・メイ・クライの魔人を踏襲している。 ちなみに・・・ 信長の「第六天魔王」の異名には、こんなエピソードがある。 武田信玄が上洛(京都への進軍)をする前に、信長に手紙を送った。 そして、その手紙の最後に自ら「天台座主沙門 信玄」と署名した。 「天台座主」とは天台宗の法名(僧侶としての名)で、信玄はすでに僧籍(沙門)に入っていたのでこう名乗ったのだが、数日して、信長から返事が返ってきた。 その手紙の最後には、信長自らの手で「第六天魔王 信長」と署名してあったと言う。 信長のノリの良さがわかるお話だが・・・ 同時に、信長がこの異名を嫌っていなかったこともわかる話だ。
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武田 信玄 武田家当主 斧 戦国最強の騎馬軍団を率いた甲斐の虎。 「風林火山」の旗を掲げ、野戦・攻城戦を問わず優れた軍略を発揮した戦術家であったと同時に、「人は城、人は石垣、人は堀」の言葉でも知られる優れた人身掌握術も持ち合わせていた、日本最強クラスの戦国大名だ。 越後の上杉謙信と5度に渡る「川中島の合戦」を繰り広げ、北条家との合戦に勝利、今川家を滅ぼして東海地方に進出、そのまま徳川軍も打倒して京都への上洛(進軍)を目指すが、志半ばにして病に倒れた。 武田信玄については こちら や こちら も見て欲しい。 戦国バサラの武田信玄は、デカい斧が妙に気になる・・・ 信玄は上杉軍と戦った「川中島」の戦いにおいて、「軍配」を持って椅子に座っていたという。 その軍配を超デカくしたら、確かに斧に見えないこともないが・・・ しかしすごいデザインだ・・・ ちなみに、ゲームの武田軍の兵士は字が細々と書かれた軍旗を背負っているが、あれが俗言う風林火山の軍記で、「其疾如風 其徐如林 侵掠如火 不動如山」と書いてある。 これは元は孫子の言葉で、日本語にすると「その速きこと風の如く、その静かなること林の如く、侵略すること火の如く、動かざること山の如し」となる。 実際にはさらに「知り難きこと影るが如く(難知如陰)、動くこと雷震うが如し(動如雷震)」と続くのだが、この辺は旗に入らないのでハショったようだ。 戦国バサラのゲーム中には、さらに伝令役であった「ムカデ」の軍旗を背負った「百足隊」も登場している。 ハチャメチャなデザインがされている一方、細かい所で史実を再現していたりもする。
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上杉 謙信 上杉家当主 刀 戦国バサラでは、なにやら女性的な人物になっているが・・・
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島津 義弘 島津家当主 大刀 九州統一目前まで進んだ知勇兼備の南国の勇将。 薩摩隼人の代名詞だ。 こうした西国大名に早くから着目していたのは戦国 BASARA の特徴と言える。 彼が島津家の当主の座に就いたかどうかは明確になっていないが、ゲーム中では島津家の大名として登場する。 島津家は現在の鹿児島県を支配していた大名家で、多くの小勢力が乱立していた薩摩を統一。 孫子の兵法から学んだ優れた戦術と、最新兵器・鉄砲の早期導入によって少数精鋭を利用した薩摩戦法を確立し、九州に覇を唱えた。 「信長の野望 Online」でもおなじみの「釣り野伏せ」はこの島津家が得意とした伏兵戦術で、おとり部隊が敵と戦って退却し、伏兵を潜ませている場所に敵をおびき寄せ、包囲殲滅する戦法だ。 これらの優れた戦術と鉄砲によって豊後(北九州)の「大友家」、肥前(佐賀県周辺)の「竜造寺家」などを破り、九州三国志を勝ち抜いて、九州統一目前まで進む。 しかしすでにその時、日本はほぼ豊臣秀吉によって天下統一されつつある状況で、大友家の援軍に訪れた豊臣軍には抗しきれず、その軍門に下った。 だが、島津義弘の武勇伝はさらに続く。 秀吉による朝鮮出兵では主力として活躍し、特に第2次の朝鮮出兵で朝鮮水軍を殲滅、20万の明軍も7千の兵で撃破、朝鮮軍から鬼石曼子(鬼シマヅ)と呼ばれ恐れられた。 また、天下分け目の「関ヶ原の戦い」では西軍に味方するが、西軍の武将が次々と東軍に寝返ったため退却するタイミングを失って孤立。 その時、彼は前代未聞の「敵に向かって退却」を実行、徳川軍の包囲網を苛烈な敵中突破で突き抜けて戦場を離脱し、東軍を大いに驚嘆させた。 戦国バサラでは、なにやら妙にゴッツイ老将キャラになっている・・・ 「薩摩隼人」のイメージだろうか? 伏兵や鉄砲隊で攻撃してくるところは確かに史実に沿っている。 島津義弘については こちら や こちら も参考にして欲しい。
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長曾我部 元親 長曾我部家当主 モリ&重機 四国・土佐の戦国大名。 群雄割拠の続く四国を統一した「土佐の出来人」。 長曾我部家(長宗我部家)も(初期の)戦国無双や信長の野望 Online には登場しない西国大名だ。 伊達政宗と同じく、遅れて出てきた戦国の覇者の一人。 戦国バサラ(1)では敵として登場するのみだったが、バサラ2からプレイヤーキャラに昇格した。 「BASARA2 英雄外伝」ではストーリーモードまで追加されている。 なんとこのゲームでは「海賊」にされていて、四国を鬼ヶ島に見立て、「鬼ヶ島の鬼」と呼ばれる海賊として暴れ回る戦国バサラならではのぶっ飛んだアレンジになっている! これは長曾我部家の旗印が「船」の紋だったからだろうか? まあ最近は海賊ブームなので、それが最大の理由だろうけど。 史実の長曾我部元親は、少年の頃は内気で外に出る事も少なく、部屋の中で本を読んだり女の子と遊んだりしていたため、姫若子(ひめわこ)と呼ばれ、これで跡継ぎが務まるのかと心配されていた。 しかし初陣で獅子奮迅の活躍を見せ周囲の評価も一変、以後は「鬼若子」と呼ばれるようになる。 長曾我部家( 信長の野望シリーズでは「長宗我部家」)の跡を継ぐと、土佐の敵対勢力を打倒して領土を拡大、さらに土佐の西の「一条家」で主君追放による混乱が生じると、それに乗じて一条家に進攻、土佐の完全支配を果たした。 そして四国東部を支配していた三好家・十河家を討ち倒し、伊予(現在の愛媛県)の大名家である河野家を降伏させ、ついに四国の統一を果たす。 だが、すでにその時、日本の中央部では豊臣秀吉がその権力を固めつつあった。 信長や秀吉は、長曾我部元親を「鳥無き島の蝙蝠(コウモリ)」、つまり「飛べる者のいない四国で、少し飛べるだけの存在」と評しており、討伐の準備を行う。 長曾我部軍も防戦を見せるが、日本を支配しつつあった豊臣軍には敵わず敗退。 結局、四国の統一からわずか半年で、長曾我部家は再び土佐一国に減らされてしまった。 後日、長曾我部元親は秀吉と面会した際、「10年生まれるのが遅かったため、天下を取りそびれた」と語ったと言う。 戦国バサラでは・・・ 巨大砲を備える要塞を構え、巨大四足歩行兵器で戦ってくる。 アリエナイ。 まあ「戦国 BASARA らしい」と言えばそうだけど。 実際の長曾我部家は、ゲーム中にも一言だけセリフに出てくるが、「一領具足」という軍法による軍隊を組織していた。 これは、戦国時代には農民も徴兵されて足軽(下級兵士)として戦場に行っていたが、それをさらに明確化させたもので、平時から農民に合戦の備えをさせていたものだ。 これによって長曾我部軍の兵士は他国よりも屈強なものとなっていたのだが・・・ しかし、あくまで農民と兵士の兼業なので、田植・収穫時期には動けない、装備が貧弱になる、などの欠点もあった。 これと全く逆なのが織田信長が推進した「兵農分離」で、これは農民と兵士を完全に分けている。 結果的には、その兵農分離を受け継いだ豊臣軍が、長曾我部軍を圧倒する結果となった。 戦国バサラ2では部下思いの「アニキ」になっているが、実際に長曾我部元親は家臣思いであったようだ。 ある日、戦いを続ける理由を問われた時、「家臣とその家族に安心して暮らせる土地を与えるためだ」と答えている。 しかし四国を統一して間もなく豊臣秀吉に敗れ、領地を大幅に減らされたため、それが原因で家臣同士の対立が激化し、長曾我部家が衰退する原因となってしまったのは皮肉な話である・・・ 彼については こちら や こちら でも解説を行っている。
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毛利 元就 毛利家当主 輪刀 中国地方の戦国大名。 様々な計略・鬼謀を駆使し、小勢力だった毛利家を戦国大名に押し上げた稀代の謀略家。 (初期の)戦国無双や 信On には登場しない西国大名のひとりだ。 戦国バサラ1では敵だったが、戦国バサラ2以降、プレイヤーキャラに昇格している。 初代「信長の野望」で開始直後に老衰で病死していたのが印象的だったため、一般的にジジイに描かれることが多いが、戦国バサラでは若々しい姿で登場している。 謀反によって主君を殺した「陶晴賢」に対抗し、瀬戸内海を支配していた海賊衆「村上水軍」を味方につけ、陽動作戦によって敵を島におびき出すと、嵐に乗じた奇襲で陶の大軍を撃破、中国地方に一大勢力を築いた人物。 毛利元就 といえば「三本の矢」の話が特に有名だ。 老い先短いことを悟った彼が3人の息子(毛利隆元、吉川元春、小早川隆景)を呼び、「1本の矢は簡単に折れてしまうが、3本の矢は折れにくい。 兄弟力を合わせれば、困難にも立ち向かうことが出来る」と、協力することの大切さを諭した逸話だ。 この逸話のため、毛利元就と言えば温厚で誠実な人物だと思われがちだが、実際には暗殺・謀略・乗っ取り・粛清など、勢力維持のためには冷酷な手段も使っていた。 戦国時代の初期、中国地方の西部には「大内家」という大きな大名家があり、また出雲地方には「尼子家」という精強な大名家があった。 当初の毛利家はこの両勢力に挟まれ、双方から干渉を受けていた小さな地方領主に過ぎなかったため、毛利元就は自らが生き残るために、謀略を駆使しなければならない立場にあったのだ。 戦国バサラでは「部下を駒として扱う冷酷な謀将」となっているが・・・ 実際、こちらの方が史実のイメージには近いだろう。 ゲーム内で「日輪の申し子なり」とセリフで言っているが、これは史実の毛利元就が「太陽」を信仰していたからだ。 毛利元就は念仏の大切さを諭されて以来、毎朝朝日に向って念仏を唱えていた。 そのうち、日輪を信仰するようになり、朝日に願い事をするようにもなったという。 後年、息子達にも「毎朝、朝日に向かって念仏を十遍唱える。こうした祈願が、今日の私を守ってくれている」と語っている。 戦国バサラ1では謀将らしいのはセリフだけで、謀将のイメージはあまり感じなかったのだが、戦国バサラ2では冷酷な謀将のイメージ通りの戦い方をしてくるようになった。 また、このキャラと明智光秀だけ、攻撃が味方にもヒットする。 毛利元就については こちら も参考にして欲しい。
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豊臣 秀吉 豊臣家当主 徒手空拳 戦国BASARA2 から参戦、天下統一を成し遂げた「豊臣秀吉」だ! 最初は「木下藤吉郎」という名の農民だったが、織田信長の配下として出世を続け、信長が「本能寺の変」で明智光秀に倒されるとその仇討ちを行い、信長の後継者として天下を制覇。 巨大な「大阪城」を築き、太閤・豊臣秀吉として日本に君臨した人物だ。 なんと戦国バサラ2では、己の拳で天下を掴む、世紀末覇王になっている! 早い話が「ラオウ」だ。 もちろん武器は素手! しかも殴るだけでなく、敵を掴んでぶん回し、地面に叩き付けまくった上に放り投げる。 かつての秀吉のイメージを完全にぶっ壊す、ものすごいキャラクターだ。 さすがは「戦国BASARA」、戦国武将の人物像も無双アクションの常識も破壊しまくりである。 戦国バサラでは「世界に通用する強い国」を作るために天下統一に乗り出し、そのために織田信長と対立する。 秀吉が織田信長の配下だったという史実は、すっぱりと無視されている。 しかし世界を目指している点は、豊臣秀吉が天下統一後に行った「朝鮮出兵」を盛り込んでいるのだろう。 当時の日本は仏教などを通じて中国の文化や学問を盛んに取り入れており、九州では中国・朝鮮との貿易が行われていた。 よって、今よりも日本と中国・朝鮮との距離は近く、そのためか天下統一後の豊臣秀吉は、中国や朝鮮を征服して支配下に治めようと本気で考えていたらしい。 当時、秀吉は「中国を治めた後、天皇を中国の都『洛陽』に招待したい」という手紙も書いている。 しかし、日本軍は合戦での強さは圧倒的だったものの、慢性的な補給不足に悩まされ、中国からの軍勢も到着し、結局、秀吉の死によって全軍撤退する事になった。 この朝鮮出兵には長曾我部元親や島津義弘などの西国の大名が主に参加させられており、豊臣家と親密だった上杉家や毛利家の軍勢も出兵しているが、徳川家康は当時、東国(関東地方)に移転させられた直後であったため、参加を免れている。 これにより結果的に、豊臣家が弱体化し、逆に徳川家康は戦力を温存する事となった。 さらに朝鮮出兵の最中に起った家臣の対立で豊臣家は分裂、ついに「関ヶ原の戦い」で徳川家に敗れる事になる。 結果的に朝鮮出兵は、豊臣家の首も絞めてしまったと言えそうだ。
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徳川 家康 徳川家当主 槍(英雄外伝から使用可能) |
北条 氏政 北条家当主 槍(英雄外伝から使用可能) 関東北条家(後北条家)の4代目当主。 北条家は関東一帯を支配した戦国大名で、その祖先は戦国時代の先駆者「北条早雲」より始まる。 先進的な行政システムを持っていた大名家で、各部署の代表者会議による運営を行い、全ての通達は書類によって行われ、書類には公式文書であることを示す「印鑑」を押していた。 つまり、現代の会社や組織と同じシステムを、すでに戦国時代の初期に確立していた。 戦国時代最大クラスの巨城「小田原城」を擁していた大名家でもあり、戦国BASARA のゲーム内でもその小田原城が戦場となる。 でも、北条家で特に有名なのは、初代の「北条早雲」と、3代目の「北条氏康」で、特に武田信玄や上杉謙信のライバルであったのは「北条氏康」の方なのだが・・・ 戦国バサラでは、なぜか4代目の「北条氏政」が当主になっている。 しかもジジイ。 プレイヤーキャラクターではないので・・・ ヤラレ役としては、彼が相応しいと判断されたのだろうか? 実際、北条氏政は豊臣家に楯突いて、北条家を滅亡に向かわせてしまった当主として、その評価は低い。 飯に何度も汁をかけて食べる姿を父の北条氏康に見られ、「何度かければ1度ですむかも解らないのか」と嘆かれるなど、暗愚さを示す話が伝わっている。 この話は創作という説もあるのだが、こういう話が出てくるところが彼の風評を物語っている。 戦国BASARA1 でも「我が北条家の力を見よ!」とか「この城は難攻不落じゃ」とか自信満々なセリフを言うが、攻め込まれると「どうしてか弱い老人をイジメるんじゃ~」とか言い出す。 さらに 戦国BASARA2 からは、なんとテーマ曲が演歌になった。 完全にお笑いキャラ化している。 戦国無双でも戦国バサラでもヤラレ役の北条家。 彼らに明日はあるのだろうか? 北条氏政については こちら も見て欲しい。 |
今川 義元 今川家当主 扇(英雄外伝から使用可能) 戦国のおじゃる丸、今川義元だ。 東海地方(静岡県)一帯を支配した名家「今川家」の大名であり、優れた政治力と名軍師「太原雪斎」の助言によって、戦国初期に一大勢力を築いた「海道一の弓取り」。 しかし大軍を率いて上洛(京都に進軍)する途上、織田信長の奇襲の前に敗れ、信長の引き立て役となってしまった。 戦国バサラでは京文化を好んでいた彼らしく、京風の着物におしろいを塗った顔で登場し、大きな扇子を持って「風流でおじゃるの~」とか言っている。 もはやこのスタイルは今川義元の定番だろう。 だが、今川義元と言えば「デブ」というのが一般的なのだが・・・ 意外にも戦国バサラでは痩せている。「スタイリッシュアクション」ではデブは許されないのか!? でも今川義元が太ったのは晩年5年ぐらいの間だと言われているので、それ以前は痩せていたのかもしれない。 ゲーム中では「お、おじゃ~~!」と言いながらうろたえる義元新喜劇ぶりを発揮してくれる。 この手のゲームでのお笑いキャラとしての立場は、今後も安泰だろう。 でも、イロモノキャラがそろっている戦国バサラでは、やや影が薄いか!? 戦国バサラ2や英雄外伝では、全然似ていないニセモノ「今川ニセ元」が大量に登場して攪乱(?)してくるが、今川ニセ元は顔におしろいを塗り、弓を持ったデブキャラで、「おじゃ。おじゃ。」 と言いながら矢を撃ってくるので、こちらの方が史実の今川義元のイメージに近い。 弓矢で遠距離攻撃をしてくる多数の今川ニセ元と共に攻めてくるので、実は今川義元のステージは難易度が高い。 見た目で油断しないようにご注意を。 かませ犬に見えて実は優秀というのも、地味に史実を再現している? 今川義元については こちら や こちら も見て欲しい。 |
浅井 長政 浅井家当主 剣(英雄外伝から使用可能) 戦国BASARA2 から参戦の、近江(琵琶湖周辺)の戦国大名。 戦国BASARA2 では敵としての登場だったが、「戦国BASARA2 英雄外伝 HEROES」からストーリーモードも追加されたメインキャラの1人に昇格している。 織田信長の妹「お市」を嫁にして織田家と同盟していたが、古くから付き合いのある大名「朝倉家」が織田信長と敵対したため、板挟みに遭ってしまった人物。 そして彼は「義」を重んじて朝倉家に味方するが、そのため信長から怒りの進攻を受ける事になってしまい、滅亡への道を辿った。 古くからの恩義を重んじて信長と敵対したという経緯があるためか・・・ 戦国バサラの浅井長政は「正義マン」になっている! 「世界に平和をもたらすため、この世の悪を消去する」という正義のヒーローだが、善悪の判断が自分の主観のみなので、ある意味、大迷惑なキャラである。 浅井長政は織田信長と朝倉家 のどちらを選ぶかでかなり悩んでいたが、浅井家は元は別の大名に支配されていた小勢力で、浅井家を維持していくのに朝倉家からの支援は大きなものだった。 浅井家が独立し、戦国大名になってからまだ日が浅かった事もあり、家臣のほとんどは朝倉家に付きたいと考えていたようだ。 信長の妹「お市」を嫁にもらっていた浅井長政は、本心は織田信長に付きたいと思っていたと言われているが、それを口にすればお市への風当たりが強くなり、「女にたぶらかされた」と陰口を言われる事もあったという。 結局、浅井家全体の事を考えると、浅井長政は織田信長に味方することが出来る状況ではなかったと言える。 ただ、織田信長は浅井家を滅ぼす前、浅井長政に何度も降伏勧告の使者を送っており、しかもその内容は「降伏すれば別の土地を与えて大名として存続させる」というかなり破格なものだったのだが、それでも浅井長政は最後までその降伏を拒み、滅亡する道を選んでいる。 彼なりの意地や信義を持っていたのだろうか? まさか「正義のため」ではないだろうが・・・ 浅井長政については こちら や こちら も見て欲しい。
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本願寺 顕如 本願寺門主 錫杖(英雄外伝から使用可能) 戦国BASARA2 から参戦、信長と敵対した宗教組織「本願寺」の法主だ。 本願寺は「一向宗(浄土真宗)」という仏教を信仰する宗教集団で、この一向宗は戦国時代に爆発的に流行したため、本願寺は並の戦国大名以上の力を持っていた。 そして戦国バサラの本願寺顕如は・・・ バサラアレンジが爆発している! なぜか本願寺教団は「筋肉と金力」を崇拝しており、僧兵はみんなムキムキ体育会系、しかも拝金主義丸出しで、金の力を至上のものとしている! 「坊主=金持ち」という形でデザインされていて、ホンモノの本願寺が見たら激怒しそうな状態だ。 でも基本的にはザビーと同じく、奇特お笑い集団として描かれている。 まあ、それはそれでホンモノの本願寺が見たら起こりそうだが。 史実の本願寺は一向宗の総本山として、戦国時代に君臨していた。 戦国時代初期の布教活動によって全国各地に一向宗の信者が存在しており、しかも戦国時代には貧しさに耐えかねた信者の独立運動も盛んになっていて、各地で一向一揆と呼ばれる信者の蜂起が続発、それは戦国大名にとって大きな脅威となっていた。 さらに、本願寺が織田信長と敵対したため、住職や僧兵に率いられた信者の軍団が織田の軍勢と激しく激突、さらに大きな戦乱が巻き起こっていく。 「進むは極楽、退くは地獄」の号令の元、念仏を唱えながら死をも恐れず進軍していく信者の軍勢は、まさに宗教勢力の恐ろしさを表したものであっただろう。 当時は今のように科学が発達していなかったため、神や仏、地獄極楽は今よりもリアルに信じられていた。 信仰の力は今より比べものにならないほど大きなものであり、織田信長はそれに真っ向から対立した存在と言える。 と言っても、戦国バサラの宗教集団は、単なるお笑い集団になっている。 本願寺にまつわる戦国時代の出来事は、重すぎて冗談ではすまない事件が多いので、ワザと軽く扱っているようだ。 戦国バサラは史実をあまり重視していないので、これはこれでゲームとして正解だろう。 でも、本願寺顕如が金をばらまいて敵を寝返らせるシーンは「いいのかソレ?」とか思ってしまうが。 本願寺、および本願寺顕如については こちら や こちら も見て欲しい。 |
真田 幸村 武田家配下 二本槍 「戦国 BASARA」の主役の一人。 ゲームでは武田家の家臣として登場。 「大坂 夏の陣・冬の陣」で活躍し、「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と呼ばれた戦国きっての勇将。 ゲームでは真っ赤なバンダナが似合う熱血漢になっている。 すでに徳川幕府が開かれ、戦国時代も終わりを迎えつつあった1614年、徳川家が豊臣家を攻めた「大坂の陣」で豊臣家に招かれて大阪城に入場、「冬の陣」で徳川軍に城の陥落をあきらめさせる奮戦を見せ、続く「夏の陣」では徳川本陣に突撃し、家康に死の覚悟を決めさせた。 戦国バサラでは「おやかたさまぁ~~!」を連呼する武田信玄の忠臣(もはや信者)になっており、武田信玄とは「拳で」語り合っている。 実際には武田信玄が存命の時には幸村は幼い子供だったので、二人が主従関係にあったことはないのだが、真田家が武田家に仕えていた事は確かだ。 武田家の滅亡後、真田家は北信濃(現在の長野県北部)で独立。 徳川家が進攻してくると父の「真田昌幸」は巧妙にしかけられた城の罠と、川をせき止めて作った水計の罠、さらに農民兵による伏兵を駆使し、数倍の徳川軍を完膚なきまでに撃破した。 さらに天下分け目の「関ヶ原の合戦」の際には、援軍に向かう徳川家康の跡継ぎ「徳川秀忠」を少数の兵で足止めし、関ヶ原への参陣を妨害する。 真田幸村が実際に活躍したのはさらにその後、徳川家が豊臣家を攻めた「大阪・冬の陣」の時で、幸村は大阪城の正面に「真田丸」という出城を築き、徳川軍を待ち構えた。 これには豊臣家の上層部が彼の進言を全く聞かなかったため、自分の思い通りに戦えるようにしたかったという事情もあったようだが、真田丸からの鉄砲射撃と幸村の優れた戦術によって、真田丸を攻めた徳川軍は惨敗する。 その後、「大阪・夏の陣」では徳川家によって堀と城壁を取り除かれてしまった城で守ることはできないとし、徳川本陣に討って出て苛烈な突撃を見せる。 その威力はすさまじく、徳川軍の部隊を次々と突破し、ついに徳川本陣に突入、家康自身も死の覚悟を決めた。 だが、日本を制覇して幕府を開いている徳川軍と、浪人集団である豊臣軍では兵力差は圧倒的で、幸村一人が奮戦しても全体の戦局を挽回することは出来なかった。 結局、真田幸村も戦場に散り、豊臣家は滅亡することになるが、南九州には薩摩に落ち延びたという伝承もあるという。 戦国バサラでは伊達政宗のライバルのようになっているが、確かに2人は同世代で、伊達政宗も大阪の陣に出陣している。 史実では実現しなかった、夢の対決の勝敗は如何に? 真田幸村については こちら や こちら も見て欲しい。
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前田 慶次 前田家・上杉家配下 薙刀 戦国BASARA2 から参戦、天下無双の「かぶき者(傾奇者)」である。 戦国バサラ2における、主人公格の人物の一人。 漫画「花の慶次」では、槍の一振りで足軽5人ぐらい真っ二つにする無敵の豪傑になっていた。 もちろん斬られた者は「あべし」や「ひでぶ」系の意味不明な叫びを発する。 「戦国BASARA」の「バサラ(婆娑羅)」とはハデで奇妙、常識外れな行動をする事であり、「婆娑羅者」は「傾奇者」とほぼ同じ意味を持つ。 よって、傾奇者の代表格である前田慶次は戦国バサラに相応しい登場人物であると言えるだろう。 ちなみに言葉としては、「婆娑羅」の方が「傾奇」より古い。 前田家を出奔した後、前田慶次は京都に住み着いて派手な格好で町を歩き、因縁を付けてくるチンピラなどをぶっ飛ばしながら、奇行を繰り返して話題の人となった。 一方で、書画や文学に通じ、茶道などもたしなむ風流人でもあったため、京都の茶人や公家、文人などと盛んに交流していたという。 前田慶次がなぜ前田家を出奔したかの原因はわからないが、出奔する際に前田利家を騙して水風呂に入れたという話があり、戦国バサラ2では前田利家のストーリーの元になっている。 後年、上杉家に仕官して出陣する際には、鮮やかな赤(猩々緋)の陣羽織に金の数珠、金のヒョウタンを付けたハデハデな衣装で戦場に赴いたという。 戦国バサラの前田慶次も赤と金のカラーリングなので、この史実の衣装を元にしているのだろう。 また、猩々(しょうじょう)は「人の子供に似た顔と声を持つ人語を話す猿」なので、肩に乗っているペットの猿は猩々がモデルなのかもしれない。 ちなみにあの猿は「夢吉」というらしい。 戦国バサラのオリジナルキャラである。 なお、戦国バサラでは豊臣秀吉と親友だった事になっているが、史実で豊臣秀吉と親友だったのは前田利家の方である。 ストーリーやキャラ年齢の設定上、利家の代わりに慶次が秀吉の親友役を担っているようだ。 前田慶次については こちら や こちら も見て欲しい。
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竹中 半兵衛 豊臣家配下 薙刀 戦国BASARA2 から参戦、知略に優れた豊臣秀吉の軍師だ。 元は美濃(岐阜県)の大名「斎藤家」に仕えていたが、この時に主君の城をわずか17人で乗っ取ってしまったという経歴を持つ。 しかし、生来の病弱な体質であり、次第に寝込むことが多くなって、36歳で病死してしまった。 線が細く、色白で、女のような容姿だったと言われており、重い鎧などは好まず、細い刀と静かな馬を好んでいたという。 戦国バサラの竹中半兵衛のデザインもこれを踏襲している形だが・・・ 軍師と言うよりは「怪傑ゾロ」というか、昭和年代の怪盗・名探偵風だ。武器もムチ(?)だし。 はっきり言って、誰がどうみても戦国武将ではない。 史実と同じく病弱になっているが、こういうキャラに限ってしぶといのがこの手のお約束である。 史実の竹中半兵衛は秀吉に常に付き従っており、織田家の武将と言うよりは、秀吉の陪臣(家臣の家臣)という存在であったようだ。 そのため、織田家の記録にはあまり竹中半兵衛の話は出てこない。 これは、竹中半兵衛が織田信長を嫌っていたからとも言われている。 織田家が近畿地方に進軍した際には、織田軍が兵糧不足になることを予見して秀吉に補給部隊の用意をさせて手柄を立てさせるなど、様々な形で秀吉の軍師として活躍したと言う。 ゲーム中「知らぬ顔の半兵衛が来た~!」とか敵兵が叫ぶが、真実を知っているのに知らぬ顔をする「知らぬ顔の半兵衛」という言葉は、この竹中半兵衛が語源になっていると言われている。 一説によると、ある日 織田家の前田利家が、斎藤家の竹中半兵衛を引き抜こうとして、竹中半兵衛の娘と仲良くなった時、半兵衛はそれが利家の引き抜き工作である事を見抜いた上で知らぬ顔をし、前田利家と親密になって、逆に織田家の情報を聞き出した故事が元になっているという。 なんとも竹中半兵衛&前田利家らしい話である。 竹中半兵衛については こちら も見て欲しい。
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濃姫 織田家正妻 二丁拳銃 織田信長の妻(正室)。 斎藤道三 の娘「帰蝶」のこと。 斎藤道三は美濃(現在の岐阜県)を支配した戦国大名で、油売りから戦国大名にまでのし上がった人物だ。 暗殺・謀略を駆使し、自分の主君さえも追放した人物で、「蝮(マムシ)」と呼ばれ恐れられた。 よって濃姫(帰蝶)も「マムシの娘」と呼ばれていたようだが・・・ しかし、実際には彼女の史実でのエピソードはほとんどない。 だが戦国無双や決戦 III、戦国BASARAなどではセクシー美女の信長の妻として登場、最近はテレビや映画の時代劇でも大きく扱われていて脚光浴びまくりなので、もはや戦国の定番キャラになっている。 戦国バサラではなんと、二丁拳銃を乱射しまくって戦い、さらにガトリングガンまで撃ちまくるという、およそ戦国らしくないキャラになっている! 英雄外伝ではとうとうバズーカまで持ち出した。 そのうちミサイルランチャーでも撃ちまくりそうである。 拳銃をバンバン撃ちながら歩く姿はまさに「デビル・メイ・クライ」の主人公ダンテそっくりだ。 また、黒と赤のカラーの着物で拳銃を構える姿は、映画「極道の妻たち」の主人公にも似ている気がする。 濃姫と信長の間には子供は出来ておらず、信長に関する文献にも、濃姫の記述はほとんどない。 そのため、彼女の史実でのエピソードは少ないが、今後もゲームや歴史物語においては、様々な脚色がなされていくことだろう。 濃姫については こちら や こちら も見て欲しい。
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明智 光秀 織田家配下 鎌 織田信長の配下でありながら謀反を起こし、「本能寺の変」によって織田信長を亡き者にした反逆の武将。 織田家に仕えてその智謀と武略を如何なく発揮し、織田家が隆盛していく原動力の一人となった人物で、合戦での兵の采配だけでなく、交渉や礼儀作法などにも優れた一流の名将だった。 だが、信長とは性格の不一致があったと言われており、さらに信長から屈辱的な行為をたびたび受け、ついに反逆の道を走る。 しかし信長を倒したわずか11日後、かたき討ちに来た豊臣秀吉によって討ち倒され、天下への道は潰えた。 戦国バサラでは黒衣に銀髪というアヤシサ爆発のスタイルで、死神のような鎌を持つ陰気で変人なキャラになっている。 戦国無双の明智光秀は理想とのギャップに苦悩する優しい人物に描かれているので、それとはまさに対照的だが、差別化を計っているのだろうか? 戦国バサラでは殺人を楽しむヤバイ人になっていて、いかにも「反逆」しそうな奴だ。 決戦 III では 信長 が「黒」、光秀が「白」のイメージなので、それとも逆と言える。 戦国バサラ2では味方に攻撃がヒットし、さらに敵を攻撃して体力を吸い取るという、ますますダークなキャラになった。 敵として登場した場合、攻撃で体力を吸い取って回復するので全然HPを減らせないケースがあり、長引くとかなり苦戦する。 必殺技などを使って一気に勝負を決めよう。 戦国バサラの他のキャラクターとの関係としては・・・ 濃姫とは いとこ の関係にあり、また長曾我部元親とも交渉を重ねていて、彼の家臣「斎藤利三」の妹が長曾我部元親の妻となっている。 本能寺の変の際、長曾我部家は織田家の混乱に乗じて四国の支配を完了させたと言う経緯があり、明智光秀と連携を計っていたと言う説がある。 結局、光秀がすぐ秀吉に倒されてしまったため、長曾我部家が光秀と共に行動することはなかったのだが、もっと戦いが長引けば秀吉の背後を長曾我部軍が襲うシナリオもあったのかもしれない。 明智光秀については、こちら や こちら、及び 本能寺の変 を見て欲しい。
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前田 利家 織田家配下 裸で朱槍 織田家の中でもトップクラスの武勇の持ち主。 織田信長が幼少の頃から仕えていた古参の家臣。 その槍の腕前で精鋭部隊「赤母衣衆」の一員として活躍し、信長の死後は 豊臣秀吉 の片腕として「豊臣五大老」の1人となる。 のちに加賀百万石の大名となった。 戦国バサラでは、上半身裸の肉体派アニキ野郎だ。 信長は若い頃、上半身裸で前田利家などの仲間と村々を連れ添って歩いていたが、その当時のスタイルなのだろうか? この頃の利家は6メートルぐらいある大槍を持っていて、それを見た近所の人は「ヤバイ奴が来た」と避けていたらしい。 戦国BASARA1で前田利家がプレイヤーキャラとして選ばれたのはちょっと意外だ。 2002年のNHK大河ドラマ「利家とまつ」の影響だろうか? ゲーム中で「犬千代様」とまつに呼ばれているが、その理由は 信On プレイヤーには説明するまでもないだろう。 戦国BASARA1ではまつの尻にしかれており、バカップルっぷりを見せ付けてくれる。 戦国BASARA2では前田利家を水風呂に入れて出て行った前田慶次を追いかけていくストーリーになっており、一応史実の記録に沿っている。 まあ、実際にはあそこまで追いかけていったりはしなかった訳だが。 しかも裸で。 ゲームでも槍を振り回して大活躍しているが、前田利家が大成したのは武勇によってではなく、豊臣秀吉が天下を取った後、豊臣家の中で武将たちの調停役として活動したのが大きい。 武将同士のいざこざを仲裁したり、失敗した武将の取り成しをしたり、武将や大名の子供が家臣になれるよう、口ぞえなどを積極的に行っている。 豊臣秀吉が死んだ後、豊臣家の内部は「徳川派」と「反徳川派」で分裂するが、前田利家が生きている間は、彼が仲裁を努めていたため問題は表面化しなかった。 いよいよ対立が決定的になったとき、それぞれの支持者が前田利家の屋敷と徳川家康の屋敷に集結、対決寸前になったこともある。 だが、その彼も秀吉の死の1年後に死んでしまったのは・・・ 豊臣家にとっても不幸なことだった。 そして世は石田三成 VS 徳川家康の「関ヶ原の戦い」へと向かっていくのだが、もし前田利家がもう少し長く生きていれば、彼が西軍を率いて家康と決戦していた歴史もあったかもしれない。 前田利家については こちら や こちら も見て欲しい。
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まつ 前田家正妻 刀&鷹とか熊とか 前田利家の妻(正室)。 2002年のNHK大河ドラマ「利家とまつ」の主人公の一人。 でもまさか「戦国BASARA」でこの人をプレイヤーキャラにするとは思わなかったよなぁ・・・ 当然史実では、戦場で刀を振り回したりはしていない。 戦国バサラ2では、全キャラクターの中で一番ぶっ飛んだ存在になった。 いきなり魔法少女のような変身シーン、さらに戦う目的が「食材ゲット」。 戦闘ではイノシシが出る、クマも出る。 もはやザビー並みにワケの解らない世界である。 まあ、戦国バサラらしいと言えば、そうだけど。 史実の「まつ」は前田利家と12歳で結婚、翌年に長女を産むが、傾奇者(今で言うヤンキーのようなもの)だった利家はその年に織田家の者を信長の目の前で斬り捨ててしまい、怒った信長により追放されてしまう。 こうして、まつの夫はいきなり無職。 ご近所さんの秀吉&ねね(秀吉の妻)には色々とお世話になったらしい。 2年後に前田利家は織田家に復帰、その後は利家は各地で活躍、織田家が近畿地方を制圧すると北陸に転勤になったため、まつも同伴する。 以後は金沢で、子供たちを育てながら前田家の基礎を築いたという。 前田利家の死後は、前田家が徳川家に臣従する姿勢を示すため、自ら人質として徳川家に赴いた。 戦国バサラでは・・・ とりあえず、女性キャラが欲しかったんだろうか? まあ、知名度のある戦国の女性と言うと、確かに候補が少ないからなぁ・・・ まつ については こちら も参考にして欲しい。
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森 蘭丸 織田家小姓 弓矢 織田信長の一番のお気に入りだった「小姓」。 小姓とは、主君の身の回りの世話をする子供だ。 美少年で品行方正、さらに機転が利く子供だったと言う。 戦国バサラでは信長のために無邪気に人を殺すという、かなりアブナイ子供になっている。 昔、武士の子供は主君の側に仕え、そこで主君の身の回りの世話をしながら、主君の人となりや武士のしきたり、武家の決まりごとなどを学び、成長してその主君の家臣となるのが一般的だった。 つまり、小姓は使用人であったと同時に、将来のための研修期間でもあった訳だ。 ゲーム中でもそうであるように、信長からは「丸」と呼ばれていた。 森家は蘭丸だけでなく、蘭丸の2人の弟「力丸」「坊丸」も信長の小姓となっていた。 そのため彼自身、「家と弟のためにもがんばらなければ」と思っていたかもしれない。 蘭丸は礼儀正しく人当たりも良かったため、彼のことを悪く言う人はほとんどいなかった。 上杉家に偵察に言った時、上杉謙信に正体を見破られるが、彼を気に入った謙信に町を案内してもらい、おみやげまで貰って帰ったと言う逸話もある。 一方、成長してからは織田家の奉行や取次役などに就任、彼の機嫌を損ねると大変なことになるため、織田家の各武将から恐れられていた。 明智光秀 による「本能寺の変」の際、信長や弟達と共に戦死している。 森蘭丸については こちら も見て欲しい。
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本多 忠勝 徳川家配下 機動兵器 戦国最強と呼ばれる武人。 徳川四天王の一人で、敵軍1万の中に単騎で突撃して暴れまくったり、襲いかかる武田軍を相手にしんがりを努め一人奮戦するなど、合戦での活躍を挙げるとキリがないほどの最強武将。 そして戦国バサラではなんと・・・ 戦闘用大型機動兵器、要するに戦闘ロボになっている!! 確かに本多忠勝の強さは人間離れしていたが、本当に人間でなくしてしまうとは・・・ カプコン、恐るべし。 徳川家と戦う時には、ほとんど傷つけられない無敵の存在として登場するが、これは本多忠勝が生涯で57度の合戦に挑み、一度も傷を受けなかったという史実から来ているのだろう。 体力が減るほど攻撃力が増し、最後には一撃必殺状態になるので、忠勝をムリに倒そうとするのは非常に危険。 プレイヤーキャラとして使用した場合も、「飛び道具が効かない」という鉄壁の性能を持つ。 にしても、モビルスーツにするとはなぁ。 しかもこの忠勝、変形してキャタピラ走行となり、両肩にバズーカを構え、ガンタンク状態になって疾走することも出来る。 スゴイ。 さらに戦国バサラ2ではガンタンク形態はガンキャノン形態に改良され、さらにバーニアを装備しフルバーニアン形態で高速飛行する事が可能になった。 加えてファンネルを装備し、全方位攻撃も可能になっている。 必殺技としてサテライトキャノンの一斉射撃も可能。 忠勝が量産化の暁には豊臣など蹴散らされる事だろう。 英雄外伝では、追加衣装を選択するとティターンズ仕様になる。 次回作ではどうなるのだろう? 巨大な武装パックでも背負ってデンドロビウムにでもなるんだろうか? とりあえず、ロボじゃない本多忠勝については こちら や こちら を見て欲しい。 ちなみに、実際の本多忠勝はこんなに重装備ではなく、むしろ動きやすい軽装を好んだ。 後年、徳川家康が忠勝の鎧を見て「こんな薄い鎧で戦ってたのか!」と驚いたぐらいだ。 そもそも傷を受けないのだから、防具など必要ないのかも!?
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宮本 武蔵 浪人? 櫂(船を漕ぐオール)の二刀流 戦国BASARA2 から参戦、「二刀流」の有名な剣術家、宮本武蔵だ! 生涯60度以上の決闘で負け知らず、2本の刀を使う二刀流の剣術「二天一流」を編みだし、巌流島という場所で剣術家「佐々木小次郎」と決闘して船の櫂で殴り倒したという、日本最強クラスの剣術家の一人である。 後年、戦う者の教訓書となる「五輪書」を記し、それは今でも多くのスポーツ選手やビジネスマンの愛読書となっている。 戦国バサラ2ではオマケキャラ的な存在で、出現方法がやや特殊、ストーリーモードも存在しない。 しかし必殺技をガンガン連発できる最強キャラの一人である。 武器は剣ではなく、巌流島の戦いで使ったという船の櫂になっており、一応 二刀流だ。 でも、戦国バサラ2の宮本武蔵はハッキリ言って・・・ 「ガキ」だ。 お子様ではなく、ガキ。 しかも頭に「悪」が付く。 生まれたのが戦国時代の後期であるため子供になっているようだが、セリフは完全に「オレ様最強」。 戦闘時には石は投げるはツバは飛ばすは、戦場に罠を仕掛けまくりだわ、おまけに自分で決闘に呼んでおきながら、十数秒で飽きて勝手に帰る。 最悪である。 実際、宮本武蔵の話には、剣術家として正々堂々と戦っていたとは言い難いものが多い。 自らの名を高めるため「吉岡一門」という剣術家と戦った時には、いきなり吉岡一門の道場破りをして6人を倒し、2人は死亡。 吉岡一門の当主も倒して面目を潰させ、怒った吉岡一門が復讐に来たときには身を隠し、まだ幼い子供の吉岡一門の当主の子供をいきなり襲撃して惨殺、浮き足だった吉岡一門を散々に斬っている。 「佐々木小次郎」との対決の時も、ワザと遅刻して小次郎をイラつかせ、さらに挑発して小次郎を怒らせた上で、平常心を失った相手を討ち倒すという方法を取っている。 まあ、負けたら話にならないので、勝負は常に勝ちを優先するべきではあるのだろうが、正々堂々という感じではない。 その意味では、戦国バサラの宮本武蔵の姿は、特異でありつつも史実や伝承の一端を表している・・・ かも。 宮本武蔵については こちら も参考にして欲しい。
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片倉 小十郎 伊達家配下 刀(英雄外伝より使用可能) 戦国BASARA2 から参戦、伊達政宗の側近であり、軍師。 英雄外伝 HEROES からはメインキャラの1人に昇格し、ストーリーモードも追加された。 本名は「片倉 小十郎 景綱」。 信長の野望シリーズでは「片倉景綱」の名で登場するが、NHKの大河ドラマ「独眼竜政宗」では常に「小十郎」と呼ばれていて、こちらの方が有名。 冷静沈着な武将として知られており、伊達政宗の片腕として活躍、政宗に対する忠誠心も人一倍であったという。 戦国バサラ2では、ダンディーなシブいアニキだ。 というかヤクザだ。 なんとなく極道集団「伊達組」の若頭って感じもする。 戦国バサラでも冷静沈着で物静かだが、怒るとコワイという点はお約束だろうか。 小十郎は子供のころから伊達政宗に仕えていたが、政宗よりも年長で、兄のような存在でもあったようだ。 幼少の頃の伊達政宗は片目になったコンプレックスからか引き籠もりがちだったのだが、片倉小十郎が常日頃から政宗を励ましていたという。 伊達家にはもう一人「伊達成実」という重臣がいて、伊達政宗がハデ好きの伊達男、片倉小十郎が冷静沈着な参謀役、伊達成実が猛将タイプの突撃野郎、という感じで三者三様の性格だった。 当時の伊達家は、この性格の異なる凸凹トリオを中心として運営されていたようだ。 豊臣秀吉が天下をほぼ掌握し、伊達家に従属を求めた際、伊達家の家中は従属するか徹底抗戦するかで揉めるのだが、片倉小十郎は「秀吉はハエのようなもの。 何度追い払ってもいなくならず、キリがない」と進言し、政宗に徹底抗戦しないよう呼びかけた。 伊達政宗はこれを受けて秀吉への従属を決意している。 片倉小十郎の噂を聞いた豊臣秀吉や徳川家康は、何度か小十郎を引き抜こうとしたが、彼が政宗の元を離れることはなかった。 「英雄外伝」の片倉小十朗のストーリーは、伊達政宗が「人取橋の戦い」という合戦で部下を人質に取られ敗北するものになっているが、これは史実を元にしたものである。 史実では、敵の大将が伊達政宗の父「伊達輝宗」を人質にして逃走、伊達軍はそれを追うが敵大将は父を盾にして逃げようとする。 その結果、敵大将と政宗の父は双方とも死亡した。 この時、人質にされた政宗の父・伊達輝宗が「構わん、討て!」と叫び、政宗の目の前で銃撃されるというシチュエーションが伊達家を描いた物語では定番だ。 激怒した伊達政宗はその後、怒りに任せて敵の軍勢に攻め込むが逆に大敗してしまい、自身も重傷を負う。 史実の出来事を、さりげなーくバサラ風アレンジにしているのがこのゲームの特長である。
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お市 織田家配下→浅井家正妻 薙刀と怨霊(英雄外伝より使用可能) 戦国BASARA2 から参戦、織田信長の妹である。 英雄外伝 HEROES からはメインキャラの1人に昇格し、ストーリーモードも追加された。 この人は「信長の妹」という運命が全てであったと言える。 政略結婚で浅井長政に嫁ぐが、浅井長政は信長と敵対したため滅ぼされてしまう。 その際、3人の娘と共に織田家に戻されるが、長男は処刑され、次男は出家させられた。 その後、織田家の重臣である柴田勝家に嫁ぐが、その柴田勝家も羽柴秀吉(豊臣秀吉)に滅ぼされる。 柴田勝家の死の際に共に死んでいるが、これ以上生きても同じ運命を辿ると思ったのだろうか? 戦国バサラでは、やたら陰気なキャラになっている。 魔王として描かれている織田信長の不幸な妹であるためか、自虐的で暗くてダーク。 また、怒るといきなり笑い出しながら暗黒な技を出してくるのでコワイ。 特に「英雄外伝」で追加されたストーリーは非常にネガティブで、他の戦国バサラのストーリーとは明らかに一線を隔しており、エンディングのスタッフロールも専用のものが用意されている。 お市は美人と評判だったため、戦国時代を扱ったドラマや小説などでは、羽柴(豊臣)秀吉や柴田勝家がお市に恋心を抱くという場面が良く出てくる。 秀吉がお市に惚れていて、秀吉の妻「ねね」が嫉妬するというのは定番の展開だ。 だが、史実のお市は男勝りな性格で、女性としては身長も高く、織田信長は「男だったら良い武将になっただろう」と言っていたという。 まあ戦国無双とか戦国バサラでは、本当に武将になっている訳だけど。 お市については こちら も参考にして欲しい。
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風魔 小太郎 北条家配下 針と手裏剣(英雄外伝より使用可能) |
松永 久秀 三好家配下→織田家配下→松永家主君 剣と爆炎(非プレイヤー) 戦国BASARA2 英雄外伝 HEROES から参戦、「戦国の大悪党」だ。 同僚を陥れ、将軍を暗殺し、裏切りを繰り返し、奈良の大仏を焼いたという、戦国時代における梟雄(悪逆な英雄)の代表にして、強烈な個性を持つ人物。 「英雄外伝」では完全な悪役・敵役として登場し、悪逆非道な行動で主人公を追い詰めつつ、戦闘時には「悪の哲学」をひっきりなしに語りまくる。 「爆死」という派手な最後を遂げているためか、ゲーム中でもあちこちが爆発しまくる。 見た目は普通だが、非常にハデなキャラクターだ。 戦国時代の初期に近畿地方に勢力を伸ばしていた大名家「三好家」の家臣だったが、三好家の同僚を次々と陥れる謀略で三好家を弱体化させ、さらに敵対していた幕府の将軍「足利義輝」を暗殺、別の人物を将軍に立てて操り、権力を掌握しようとした。 その後、勢力を伸ばしてきた織田信長に取り入ると、共に行動していた三好家の「三好三人衆」と敵対、その戦いの中で奈良・東大寺の大仏殿を炎上させる。 そして織田信長をも裏切って独立しようとするが、最後は織田軍に包囲され、爆死して果てた。 あまりにも凄い生涯なので、のちに多くの小説や物語に登場し、彼に関する書籍も多い。 その強烈な個性から考えて、戦国バサラでの登場もうなずける。 「悪逆非道な人物」という、シナリオを作る上で使いやすい人なので、今後もバサラの様々なストーリーで大暴れしてくれそうだ。 松永久秀については こちら も参考にして欲しい。 |
三好三人衆 三好家・松永家配下 槍の一斉攻撃(非プレイヤー) 戦国BASARA2 英雄外伝 HEROES から登場、1人1人に固有名はないが、「英雄外伝」で追加された各ステージにボスや中ボスとして幾度も登場するトリオ武将である。 歌舞伎風の登場シーンでキメポーズを付けながら渋いセリフと共に現れる、いかにも戦国バサラっぽい存在感のあるキャラクターだ。 史実における「三好三人衆」は、名前の通り近畿地方の戦国大名「三好家」にいた3人の重臣であり、それぞれ「三好長逸」「三好政康」「岩成友通」と言う。 ただ、戦国バサラの三好三人衆は兄弟という設定になっているようで、史実とは異なるようだ。 義兄弟なのかもしれないけど。 三好三人衆は同じく三好家に所属していた松永久秀と行動を共にし、将軍暗殺などの悪行に荷担した人物であるが、後に松永久秀とは仲違いして争う関係となっている。 また、織田信長と敵対し、信長に何度も挑んでいるが、ことごとく敗れた末に歴史の闇に消えていった。 戦国バサラでは松永久秀の配下として登場する。 三好三人衆の1人である「三好政康」は、物語「真田十勇士」で真田幸村の配下として活躍する「三好清海入道」のモデルとなっている。 戦国バサラには同じ真田十勇士の1人である「猿飛佐助」もメインキャラクターとして登場しているため、三好三人衆にもそれにちなんだイベントがあるかなーとか思ったが・・・ バサラの三好三人衆は3人セットだし、特にそう言う展開はないようだ。 「三好三人衆」のそれぞれの人物については、以下のページを参考にして欲しい。 三好長逸 三好政康 岩成友通 |
直江 兼続 上杉家配下 無敵(非プレイヤー) |
【 架空のキャラクター 】
以下は戦国バサラのオリジナルキャラクター、および架空モデルのキャラクターです。
架空の存在なので史実のエピソードはないのですが・・・
一応、そのキャラクターの背景となる戦国時代の史実を、少し(ムリヤリに)ご紹介します。
ザビー ザビー教 バズーカ&聖歌 ザビーのモデルはもちろん、日本に初めてキリスト教(カトリック)を伝えた宣教師「ザビエル」(フランシスコ・ザビエル)だろう。 と言ってもゲームの「ザビー」は「神ヲ信ジナイ者ニハ天罰デース!」と言いながらバズーカをぶっ放す、ザビエルらしさのカケラもないお笑いキャラとなっているが。 戦国バサラ2では「あきらめたら、そこで試合終了デース」とか、どこかで聞いたようなセリフを連発する。 戦国時代には西欧諸国から多数の宣教師が日本に来日し、布教活動を行っていた。 |
日本の戦国時代の頃、西欧では「大航海時代」となっていたが、それは同時に「大宗教戦争時代」でもあった。 キリスト教とイスラム教の争いが続いていたのはもちろん、旧来のキリスト教(カトリック)が政治的に腐敗し、住民に重税をかけたり司教の都合のいいように教義を変えたりしていたため、それに対立するキリスト教の別宗派 「プロテスタント」が出現、キリスト教内でも激しい争いが起こっていた。 このような状況下において、カトリックの中に大航海時代によって新たに行き来が可能になった地域に宣教師を派遣し、積極的に対外布教を行うグループ「イエズス会」 が登場する。 こうしてイエズス会の一人として日本に来た宣教師が、フランシスコ・ザビエルである。 イエズス会は世界中にキリスト教(カトリック)を広めていったが、ヨーロッパの各地ではその後もカトリックとプロテスタントの抗争が続いていた。 そしてカトリックは「プロテスタントの魂を浄化するには肉体を滅ぼすしかない」としたため、各地で凄惨な殺戮劇が起こる。 「信ジナイ者ニハ天罰デース!」というのは、当時のヨーロッパにおいてはシャレにならない言葉であったりもする・・・ 戦国バサラ2では「サンデー毛利」と「チェスト島津」という2人の信者が増加した。 布教活動は順調な模様だ。
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猿飛 佐助 武田家・真田家配下 忍者刀&手裏剣 「猿飛佐助」は架空の人物ではあるが、戦国時代を扱った小説や講談、さらにマンガや映画など、さまざまな物語に幾度も登場しているため、もはや日本人にとっておなじみとなっている忍者だ。 元は明治時代に発表された講談「真田十勇士」の登場人物で、主人公・真田幸村の片腕として大活躍していた。 「真田十勇士」は「大坂の陣」が終わった後の江戸時代に書かれた講談「真田三代記」を元に創られている。 |
「真田十勇士」は日本中でブームになったので、猿飛佐助も一躍有名になった。 さらに戦後、猿飛佐助が活躍するマンガが多数登場し、真田十勇士も多くの作家に小説として描かれ、映画やドラマにもなったため、十勇士は実在の人物以上の知名度を持つことになる。 もちろん、ゲームのキャラクターとしてもすでにおなじみだ。 そのモデルは、伊賀忍者「下柘植 木猿・子猿」だと言われている。 ただ、真田十勇士の猿飛佐助は伊賀ではなく、甲賀流忍術を使う忍者だ。
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いつき 一揆衆 ハンマー 「いつき」は要するに・・・ 「いっき(一揆)」だ。 やっぱこの手のゲームには、萌え系キャラは必要なのだろうか・・・ 戦国とは全く無関係ぽい、ノホホンとした天然系のロリキャラとして、ハンマーを振り回して萌えアクションをしてくれる。 でも、そのハンマーがない方が強いというのは、ちょっとなぁ・・・ 勢力としては「一揆衆」として登場するが、実際、戦国時代は日本でもっとも一揆が多発していた時代でもある。 |
戦国時代には貧しさと重税に耐えかねた農民の蜂起が日本各地で起こり、地域の混乱を招いて、戦乱や混乱が拡大する要因にもなった。 一揆にも色々な種類があり、デモ程度のものから、打ち壊しなどを行う破壊的なものまで様々で、彼らの要求も年貢の軽減や借金の帳消し、支配者・役人の退陣・交替要求など、いろいろだ。 だが、一国を乗っ取ろうとするほどの大規模なものは当初はほとんどなかった。 しかし戦国時代の中期に入ると、地元の小勢力(国人や豪族と呼ばれる地方領主)や、地元の侍・武家と結託して、一国の支配権を争う戦争に一揆衆も介入する場合があった。 さらに、戦国時代に大流行した「一向宗」という宗教の信者が僧侶と結託し、組織的に大規模な一揆(一向一揆)を各地で引き起こしたりもした。 こうした一揆では、一揆側が支配者側の軍勢に討ち勝ち、一国を掌握することさえあった。 だが、一揆の規模が大きくなるほど、悲劇的な結末を辿ることも多かった。 戦国バサラの「いつき」は宗教的理由で「ザビー」と対立していると言う設定なので、一向一揆にも関係しているのかな~、とも思ったが・・・ 武器の名前が日本古来の土着の神々の名前なので、一向宗という設定ではないようだ。 戦国バサラ2では「いつき親衛隊」なども登場し、戦国バサラらしいアッチの方向に向っている。
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かすが 上杉家配下 ヨーヨー&糸 戦国BASARA オリジナルの女忍者(くのいち)。 露出度の非常に高いボンテージファッションの、金髪セクシー美女忍者という、絶対「狙ってる」キャラクター。 いちおうスタリシッシュアクションぽくはある。 やはり狙いは、いつきが国内ウケ、かすがが海外ウケだろうか? カプコンの♀キャラ戦略がうかがえる。 まあ、世界のヒーロー「ニンジャ」は、どう表現されてもアリだろう。 |
上杉家は「軒猿」という忍者軍団を持っていたという。 北条家には「風魔」、武田家には「三ツ者」、伊達家には「黒はばき」という忍者組織があり、それぞれが諜報、および防諜活動をしていたと言われている。 ただ、軒猿は資料や記述が少なく、実態はよく解っていない。 隠密である忍者にとって、後世に記録を残されると言うのは「失敗」であるため、そのぶん優秀だったと言えるかもしれないが・・・ 他の忍者組織と比べると、あまり大きなものではなかったのかもしれない。 戦国バサラ2では、かすがは初期登場キャラの1人になった。 上杉謙信を差し置いての抜擢だったが、公式サイトの人気投票では見事に最下位。 今後のカプコンの彼女の扱いに注目したい。
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五本槍 謎の戦隊 連係攻撃&戦国最強砲 戦国BASARA オリジナルの戦国戦隊ヒーローだ! 戦隊モノおなじみの5色のヒーローが力を合わせ、プレイヤーと戦国の雰囲気を完膚無きまでに爆砕する。 もちろん「ヒーローなのに1対5って卑怯じゃない?」と言うのは禁句である。 巨大ロボは呼ばないが、ピンチになると「戦国最強砲」なるマシーンをどこからともなく出してくるなど、戦隊モノの定番を忠実に遂行する。 ポーズを決めている最中に斬りかかるというマナー無視な事も出来るのだが、名乗りを上げてポーズを決め終わるまで反撃してこないところに、彼らの戦隊魂を感じることが出来る。 |
五本槍の名前は、史実における「賤ヶ岳 七本槍」を元にしているのだろう。 豊臣秀吉と、そのライバル柴田勝家が戦った「賤ヶ岳の戦い」という合戦において、特に活躍した秀吉配下の7人の武将が戦意高揚のために「賤ヶ岳 七本槍」と呼ばれて讃えられた。 また、北条家には「五色備え」と言う、これまた戦隊チックな部隊が存在しており、赤・青・黄・黒・白 の五色の部隊が兵士の士気を上げるために組織されていた。 戦国バサラで北条家に五本槍が登場するのは、これを模しているのかもしれない。 実際の戦場では、兵士たちは集団心理で動くので、こうした「強いと喧伝された目立つ部隊」が現れると、敵には恐怖を、味方には勇気を与えることができ、さらに一度兵士たちに恐慌状態や高揚状態がひき起こると、それは全軍に波及していった。 こうした兵の「士気」をコントロールするため、前出の五色備えの「黄備え」を率いていた武将は、配下に「勝った!勝った!」と叫ばせながら突撃させていたという。 また、徳川家や武田家には「赤備え」、織田家には「赤母衣衆」「黒母衣衆」、豊臣家には「黄母衣衆」という精鋭部隊がいて、これらも同様に兵の士気の鼓舞や、敵を威圧する目的で使われていた。 と、マジメな解説をしてみたが、戦国バサラの「五本槍」は、誰がどう見てもそんな事など微塵も感じられないお笑い戦隊である。 |
◆ 戦国BASARA2 英雄外伝 (PS2版): 2007年末に発売された戦国バサラ外伝、前作のデータをコンバート可能。 ◆ 戦国BASARA2 英雄外伝 ダブルパック (Wii版): Wii 版の戦国バサラ最新作。 本編と外伝がセットになっています。 ◆ 戦国BASARA2 英雄外伝 公式ガイドブック : 戦国バサラ2英雄外伝の公式攻略本。 完全攻略されています。 |
◆ 戦国BASARA2 (カプコレ): 2006年に発売された戦国バサラ2本編の再販用廉価版。 お得なお値段です。 ◆ 戦国BASARA ダブルパック: 戦国BASARA1、戦国BASARA2、特典 DVD がセットになった特別パッケージです。 ◆ 戦国BASARA2 公式ガイドブック : 戦国バサラ2の公式攻略本。 最後期に発売された攻略本で完全攻略されています。 |
◆ 戦国BASARA (カプコレ) : 2005年に発売された戦国バサラの再販用廉価パッケージ。 内容は通常版と同じでお得です。 ◆ 戦国BASARA オフィシャルコンプリートガイド : 戦国バサラのオフィシャル攻略本。 各種データを詳細に解説。 |
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