2005年2月9日、ついにテストワールドに 「武家屋敷」 が導入されました!
武家屋敷は一言で言うと、プレイヤーの家 「マイホーム」 です!
様々な MMORPG(大規模多人数型オンラインRPG)に 「家」 が登場していますが、純和風の世界観を持つ 「信長の野望オンライン」 では、家も完全な和風であり非常に特徴的です。
ここでは、テストワールドに導入されている 「武家屋敷」 を先行してご紹介しましょう。
武家屋敷には(現在のテストワールドでは)、自分の所属勢力の本拠地となる町か、山賊町や堺などの中立都市にいる NPC 「屋敷管理人」 を通じて出入りする事になります。
大名家に所属しているプレイヤーは、本拠地の町と中立都市、どちらかに屋敷を持つ事が出来ます。
浪人の場合は中立都市のみです。
屋敷を持てる数は1つのみで、複数の町に屋敷を持ったりする事は出来ません。
「屋敷管理人」 は、その町の民家や長屋が立ち並んでいる場所にいることが多いので、めぼしい場所を探してみましょう!
近くには 「屋内家具屋」 「屋外家具屋」 もいて、家具を購入する事も出来ます。
家を手に入れるには、「長屋」 を購入する方法と、「敷地」 を購入する方法があります。
このうち、「長屋」 は建物の中(部屋)だけがあるもので、屋外はありません。
(他のネットゲームを例にすると、ファイナルファンタジー XI の家のような感じです)
この長屋は、浪人でも中立都市で購入可能です。
「敷地」 は、まず土地を購入し、そこに後から屋敷を 「配置」 することになります。
もちろん長屋よりも広く、屋外があり、庭に設置する 「屋外用家具」 の配置も可能です。
(他のネットゲームを例にすると、ウルティマオンラインのカスタマイズハウスにやや似ています)
ただし、「敷地」 は値段が高く、屋敷も別途購入する必要があるので、かなり大金が必要です!
さらに、相応の 「身分」 も必要になるため、簡単に入手できるものではなく、また敷地を得る事が出来ない浪人には入手する事は出来ません。
現在の 長屋・敷地 の入手条件と価格は以下のようになっています。
(3/2 正式導入に合わせてデータ改定)
[ 戦国不動産情報 ] 必要身分 不動産価格 家具配置数 浪人 長屋 レベル 10 以上 1 貫 50 個 ○ 500 坪の敷地 侍大将 以上 50 貫 150 個 × 750 坪の敷地 目付 以上 200 貫 200 個 × 1000 坪の敷地 奉行 以上 2000 貫 300 個 × 1500 坪の敷地 中老 以上 6000 貫 400 個 × 2000 坪の敷地 家老 以上 12000 貫 500 個 ×
長屋なら、普通に手が届く金額ですが・・・
敷地を買って屋敷を持とうとすると、やはりかなりのマイホーム資金が必要になります。
住宅ローンとかはないので、がんばって貯めないといけませんね。 ^^;
なお、引っ越しする場合は、現在の屋敷(敷地)を引き払って、差額分を支払い、新しい土地に移り住む事になります。
この 「差額分」 ですが、敷地(長屋)を売却する価格は購入価格 4/5(0.8倍) となります。
つまり、500坪の敷地を売って、750坪の敷地を買う場合、売却価格が (50×0.8)=40貫、購入額が 200貫なので、200-40 で、160貫が必要になります。
(売却額について 野生の猫 さんから報告を頂きました。ありがとうございます。<(__)>)
家具は、テストワールドでは NPC から購入できますが、生産によって入手するのが一番のメインとなるでしょう。
もちろんプレイヤー間の取引は可能で、材料採取(伐採や採掘など)や、戦闘で入手できる場合もあるようです。
知行産物として作成できるものもあります。
また、中立都市(堺・山賊町・海賊町)にいる 「戦好きの大工」 から、前哨戦で得た武功ポイントと引き換えに入手できる家具もあります。
現在、町の家具屋から購入できる家具の一覧を以下に記載しておきましょう。
(3/2 正式導入に合わせてデータ改定)
[ 屋内家具 ] みかん皿 500文 飯と汁 750文 質素な箱 750文 小さな素焼壷 1貫 なかなかの壷 3貫 小さな机 2貫 番台 1貫750文 縄網座布団 1貫250文 花柄壷 5貫 小部屋の壷 5貫 鴨居 5貫 質素な襖 5貫 几帳 5貫 千社札・火の用心 2貫500文 千社札・家内安全 2貫500文
[ 屋外家具 ] 極小庭石 500文 丸生垣 500文 入り口用階段 1貫 小さな植木 1貫250文 大きな庭石 2貫500文 大きめの丸生垣 2貫500文 積み藁 4貫 竹林 6貫250文 松の植木 8貫750文 もみじの植木 8貫750文 かえでの植木 8貫750文 掘立小屋 10貫 極小武家屋敷 30貫 小さな武家屋敷 75貫 武家屋敷 700貫
いろいろな家具がありますね〜! もちろん、これは全体の一部に過ぎません。
注目は屋外家具の 「小さな武家屋敷」 と 「武家屋敷」 でしょう。
つまり、敷地を購入した場合は、これらの 「屋敷」 を家具のように土地の上に 「配置」 することで、そこに建物を設置する事が出来るようです。
よって、敷地を買っただけでは、そこはただの平地な訳で・・・
とりあえず敷地に家を建てたい場合は、土地代+建物代 が必要なことになりますね。
立派な武家屋敷を建てるためには、文字通り 「一所懸命」 にお金を稼ぐ必要がありそうです・・・
さて、長屋や敷地を購入したら、さっそく家に入って、家具を配置してみましょう!
テストワールドでは、無条件で 「長屋」 といくつかの家具がもらえるので、これですぐにテストを行う事が可能です。
NPC 「屋敷管理人」 を通じて 「長屋」 に入ってみても・・・
とりあえず最初はガラ〜ンとしています。^^;
まあ、まだ家具がありませんからね。
屋敷に入ったら、まず 「納屋」 のコマンドで、納屋に家具を入れておく必要があります。
納屋は家具のみを入れられる倉庫で、ここに入れられた家具しか配置できません。
納屋には 100 種類のアイテムを保管可能です。
その後、「編集」 から屋敷の内装を開始します。
編集画面は以下のような感じになります。
オブジェクト(家具)は、左スティックでカーソル・位置の移動、方向キーの左右で向きの変更、方向キーの上下で高さの変更を行います。
Windows 版なら、左下のウィンドウ内をマウスカーソルでクリックする事でも操作可能です。
画面の中の緑色の枠がオブジェクトの範囲、青い面が設置可能な範囲を示します。
家具の中には、床の上ではなく、壁に設置するものなども存在します。
高さの調整や、家具の大きさがある点にも注意しましょう。
右の画像の 「壷」 は、床の上に置くアイテムです。
そのまま下の床に設置が可能なら、その下の床が青色になり、そのまま配置できる事が解かります。
しかしこの壷はちょっと大きいので、小さな机の上には乗りません。
右下の画像のように、大きさの合っていない机の上に乗せようとすると、画像のように床の上が赤色になり、そのままでは配置できない事が示されます。
一方、「みかん皿」 などの小さな家具なら、この机の上に乗せて配置することが可能です。
高さと位置をうまく調整して、色々な内装を試してみましょう。
壁に設置する場合も基本的には同じですが、向きの変更(方向キーの左右)で、どの方向の壁に設置するかを変える事が出来ます。
と、言うわけで・・・
とりあえず貰った家具と、少し買った家具で作ってみたのがこんな部屋。
これだけでもなかなか風情がある部屋になりますね。
「小部屋の畳」 のように、家具というよりも、家の床に敷き詰めるタイプのアイテムも存在します。
他に、壁や襖(ふすま)などもあるので、これらを使って1つの大部屋を複数の小部屋に分ける事も可能なようです。
自由度は 3D グラフィックのゲームの家としてはかなり高いので、工夫次第で色々な組み合わせが考えられそうですね!
なお、家具を配置する際に注意する事として、「神の加護」 なるものがあります・・・
これは、新たに配置する家具を選択する際に、ウィンドウ上部に表記されています。
◇ で表される 「地の神の加護」 は、家具を配置すればするほど増えていきます。
◇ で表される 「天の神の加護」 は、屋敷に配置する家具の種類が増えるほど、増加していきます。
そして、上限値を越えてしまうと、それ以上の配置が出来なくなります。
これが何を意味するのかは良く解らないのですが・・・
正常に処理・表示できる家具の上限を、こういった形で現しているのでしょうか?
とにかく、配置数以外にも、「神の加護」 という制限があることは覚えておきましょう。
ただ、相当大きな家に、かなり多数の家具を置かないと、これらがネックになる事はないと思います。
屋敷(長屋)では、家の中のコマンドの 「入場設定」 で、他の人が入れるかどうかを設定する事が出来ます。
最初は 「非解放」 ですが、これを 「限定解放」 にすることにより、許可した人が自由にその家に入れるようになります。
現時点のテストワールドでは、無条件に誰にでも解放する設定はないようです。
(ただ、一般公開用に解放されている GM の家は誰でも無条件で入れるので、内部的にはそうした設定も可能なようです)
「限定解放」 をしたら、「許可設定」 から家に入るのを許可する人を選択しましょう。
知人から選択したり、名前を直接入力して登録したり出来ます。
ただし、登録できる上限は 50 人までなので注意して下さい。
また、屋敷にいる時に 「屋敷情報」 で表示される 「住所」 を、知人に伝えておきましょう。
住所は 「1丁目5」 とか、「3丁目8」 とか、簡単なものです。
その知人がその屋敷に入るには、「屋敷管理人」 の NPC に話して 「屋敷に入る」 を選択後、何丁目かを選択します。
すると、その丁目にある、入る事の出来る屋敷がリストアップされます。
屋敷に名前を付けておけば、さらに見つけやすくなるでしょう。
大きな武家屋敷は非常に高いものです! 数千貫のお金を個人で貯めるのは大変です!
しかし、複数のプレイヤーのグループで、共同でお金を出資して 「武家屋敷」 を購入し、そのグループの集会場として利用すれば、その屋敷の利用価値は高くなり、さらに豪華で大きな武家屋敷を利用しやすくなるでしょう。
信On の武家屋敷には、入場設定・入場者登録 があるので、そうした使い方も可能です!
武家屋敷で徒党や組合の評定(会議)を行えば、「戦国時代」の雰囲気も高まりそうですね。
さて・・・ テストワールドでは GM の方が内装を施して公開している、見学用の武家屋敷が 那古屋・甲府・山賊町 に設置されていました。
ここで少し、それらの屋敷の様子をご紹介しましょう。
・那古耶 GM 詰所
GM の詰所らしいですが・・・ 狭い部屋に布団と炊事場、さらに壁には 「不眠不休」 の張り紙。
あまり労働条件はよろしくないようです・・・ ^^;; 虎の敷き物がかなり目立ちますね。
・甲府 お花見屋敷
多数の桜が咲き乱れる美しい庭園を持つ武家屋敷。 廊下には生け花と琴が置いてあります。
屋敷の中には茶室があり、花見用のご膳が用意されています。 見本となるようなお屋敷ですね。
・山賊町 集会所
武家屋敷らしい武家屋敷です。 立派な門の向こうには、歴史ドラマに出てくるような評定場があり、いかにも時代劇な雰囲気が出ています。 屋敷の中から見える庭園にはアジサイが咲いています。
GM の屋敷は見本として作られているだけあって、見事な作りです。
ここでは紹介しきれない、多数の家具アイテムが飾られているので、このような屋敷が作れるよう、デザイン力とセンスを発揮してリフォームの匠になってみましょう!
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