2005年3月31日より、テストワールドに 「流派」 が先行導入されました!
流派」 は自分で育て上げる 「オリジナル技」 と言えます!
基本となる技(術)のタイプを選んだ後、戦闘で実際に使用することで技が鍛えられていき、特殊なクエスト 「試練」 をこなす事で技に追加効果を加える事が出来ます。
強力な技を作り上げる事が出来れば、それはプレイヤーの大きな力になることでしょう!

公式に発表されている 流派 の概要については、下記のページをご覧下さい。
http://www.gamecity.ne.jp/nol/info/important.htm#050413
流派」 は レベル15 以上のプレイヤーが、町の道場の庭にいる 「流派師範」 から習う事が出来ます。
流派を習うには、まず 「」 を覚えなければなりません。
これは要するに技(術)のタイプで、「馬手曳きの型」 や 「弓手曳きの型」 などの物理攻撃タイプの他に、「土方術の型」 や 「英明付与の型」、「回復術の型」 など様々なものがあります。

選べる型は職業によってある程度決まっていて、侍や鍛冶屋は主に武器系の「型」を覚えられます。
陰陽師は攻撃術や呪詛術の型を選ぶ事ができ、僧は回復術、薬師は治療術の型も選べます。
流派技は2つまで覚える事が出来ますが、実時間で1時間以上経過しないと、次の「型」は修得できません。
現在、流派師範から普通に覚えられる 「型」 の種類は以下の通りです。
唐竹割りの型      
馬手曳きの型
弓手曳きの型
寄波の型
挺身撃の型
鬼突の型(刀)        
雷光突きの型(槍)        
金剛打の型(棍)        
砲撃の型(銃)          
射撃の型(弓)          
土方術の型        
水方術の型      
火方術の型      
風方術の型        
光波術(無属性)の型      
攻撃付与の型           
防御付与の型             
高速付与の型          
英明付与の型            
攻撃呪の型            
防御呪の型            
低速呪の型            
暗黒呪の型            
回復術の型            
治療術の型            
見ての通り、武器技は対応した武器を装備できる職業が覚えられます。
術も、その術のオリジナルを持っている職業が対象のようです。
初期状態では、すべて準備動作付きの単体技(術)で、威力も弱く、あまり役に立ちません。
これをプレイヤーがいかに鍛えていくか・・・ という感じですね。
なお、「流派古文書」というアイテムを取得する事により、上記以外の特別な「型」を覚える事も出来るようです。
さて、ではここからは、実際に流派を修得して使ってみた過程をレビュー方式でご紹介しましょう。
流派を修得すると、「流派技能」のコマンドで下のようなウィンドウを表示する事が出来ます。
(画像はテストワールドのものです)
今回は陰陽師のキャラクターで、「土方術」 を覚えてみました。
流派には 効果(土方術だと攻撃力) と 「成長深度」 があり、効果(攻撃力)は高まるほど威力が増していきます。
これは戦闘で技を使用したり、「流派試練」をこなす事で上昇していきます。
「成長深度」は最大になるとその技を「皆伝」することになりますが、実質的には 修行が可能な制限期間だと考えてください。
つまり、このメーターが最大になってしまうと、その技はもう鍛えられません。
このメーターが最大になる前に、いかに技を強くする事が出来るかが、流派のポイントです。
さて、土方術は攻撃術なので、効果は威力でわかりますね。 初期の消費気合は195のようです。
呪詛や付与の場合は、効果時間のパラメーターもあります。
では、さっそく戦闘で使ってみましょう!

流派技を「実装」していると戦闘中に「流派」のコマンドが出ます。
(通常のスロットとは別に実装することができます)
ここから実装している流派技能を使用可能ですが、流派技は1回の戦闘で使える回数が限られているので注意して下さい。
初期の「土方術」の使用回数は3です。
もちろん、これ以外に気合も消費します。

流派技の攻撃術は、通常の詠唱術と同じく、呪文詠唱(準備動作)から始まります。
武器技の場合も初期から覚えられるものは、まず準備動作から入るようです。
もちろん準備中にダメージを受けると痛い&気合減なので・・・ 要注意ですね。
武器技の場合、対応した武器を装備していないと使えないので注意して下さい。
そして発動!!
今回はレベル12の敵に放ってみましたが・・・
ダメージは・・・ 72! よわっ!

まあ、初期の状態ではこんなものでしょうか・・・
とりあえず、使えば使うほど鍛えられていくので、出来るだけ使いましょう・・・
流派技は、戦闘で実際に使用することで鍛えられていきます。
ですので、戦闘で負けたり逃げたりしても、使っていれば鍛えられます。
ただし、成長の判定は戦闘終了後に行われるようなので、戦闘中にだんだん強くなっていく、ということはありません。
また、正式サーバーでは十分な成長があるのはレベル差が 10 未満の敵のみです。
レベル差が 10 以上ある場合は、成長度が下がってしまいますが、成長深度は普通に伸びてしまいます。(すなわち成長させられる期間は普通に消費されてしまいます)
レベルの低い敵と戦う必要のある時は、育成中の流派技能は使わない(もしくは実装を解除)しておくといいでしょう。
(なお、レベル40 以上の敵と戦う時は、このレベル制限は適用されません)
さて、戦闘を2回して、とりあえず流派技能を4回ほど使ってみました・・・ すると・・・
攻撃力が伸びてますね! 技が鍛えられています!
同時に、成長深度も伸びていて、鍛えられる期間が徐々に減っている事もわかります。
攻撃力の伸びに応じて、消費気合も増加して 228 になっています。
テストセンターでは、正式導入時よりも効果や成長深度の伸びが速くなっています。
そのため、こんなに一気には強くはなりませんが・・・ とにかく、使っていると強くなるのは確かです。
で、使ってみると・・・ ダメージ 324!
一気にパワーアーップ!! さらに使っていれば強力になるはずです!
で、さらに4回使った後の結果が以下の通り。
そろそろ、このレベル12の敵なら1撃で倒せそうですね!
あくまで、これはテストワールドでの成長速度なので、実際にはこんなに早く強くはならないでしょう。
でも、こうして技は強化されていきます。
なお、対人戦では「思うような成長が望めない」とのことです。
これは、「士道に背く行為だから」 とのことですが・・・
実際のところは、ネットゲームによくある「スパーリング」(知人同士で戦ってスキルを高める行為)に制限を加えるためだと思われます。
逆に、成長を早める「流派開眼の書」なるアイテムも存在するようです・・・
さて、もう1つの流派技を鍛える方法は、「試練」をクリアする事です。
流派試練は小クエストと言えるもので、様々な種類があり、町にいる娘や武芸者、医者や剣客など、多くの NPC が流派のクエストを持っています。
とりあえず、流派師範からも受けられるので、実際に受けてみましょう。
流派師範から受けられる術の試練はこの2つ。
基礎修行は普通に攻撃力や効果を上げるもの。
持久力は効果時間に関係するもののようです。
武器技だと、もう1つ命中力を上げる試練を受ける事ができます。
とりあえず、基礎修行をやってみましょう。 すると・・・ 体力が付くと言うこんな試練が。
重量がある「薪の束」を、町の外の屯所にいる屯所兵隊長に届けるようです。
制限時間がありますが、簡単な試練ですね。 で、さっさと渡して戻ってくると・・・
という訳で、攻撃力が若干アップしました。 もちろん、試練でも「成長深度」は上昇します。
試練(クエスト)は NPC によって異なり、中には技や術に特殊な効果が付くものや、技のモーションや名前に関係するものなど、多岐に渡るようです。
さらに、かなりの長丁場になるクエストも存在するようです。
これらの流派試練のクリアでも成長深度は貯まって行きますので・・・
どのような技にするために、どんなクエストをクリアするべきか、考えなくてはならないでしょう。
なお、「試練を一度に引き受けられる数には限界がある」 とのことなので、そんなにたくさんはダメなようですが、複数を引き受けることも可能なようです。

なお、テストワールドでは、流派師範のコマンドで「特別効果成長」を選ぶ事で、試練をクリアしなくても、簡単に特殊な効果を追加する事が出来ます。
ある程度技(術)を成長させていないと使えませんが、例えば試しにやってみると・・・
こういう効果がついたりします。
もちろん実際には、こんなにお手軽に追加効果は付けられないと思いますが、試練によっては上記のような効果を付加する事が出来ます。
ただし、以下のような場合もあります・・・
付加効果が付かず、デメリットが生じる場合もあるようですね・・・
また、「型」によって、付加できる効果の数には限界があるようですので、試練をクリアしまくっても、いくつでも付くわけではないようです。
どの試練をクリアし、どんな付加効果が付くのを期待して、さらに戦闘でどれだけ成長させるべきなのか・・・ それらを研究していく事が強力な技を作り上げるためには必要となりそうです。
さて、「成長深度」 が最大まで貯まると、その技は 「皆伝」 となります。
要するに、成長終了です!
技を皆伝すると、流派の設定から技に好きな名前を付ける事が出来ます!
流派名には、自分の苗字や名前、およびフルネームを付加する事が出来ます。
例えば 「上泉信綱」 さんなら、上泉流・信綱流・上泉信綱流 といったものを選びます。
また、添え字の設定で 「流」 の部分を変えられます。
「上泉流」 の他に 「上泉型」 とか 「信綱式」 とかにも出来ます。
技能名はいくつか候補があり、これはクエストの結果によっても増えていくようです。
これらを組み合わせ、「阿部流 天雷」 とか 「清明式 豊穣の雷」 とかの名前を付ける事が出来ます!
なお、合戦場の場合は、本名(キャラ名)の部分を所属大名名などに変更する事が可能です。
(変更なしも可能です)

皆伝した技能は、「成長深度」 のメーターの部分が 「風化度」 に変わります。
風化度は技を使用することによって貯まっていき、実装した状態で死んでしまっても貯まります。
そして風化度が貯まる事によって、技はその寿命が縮まっていき、風化度が半分以上になるとだんだん劣化していきます。
つまり流派技は、作り上げてもずっと使える訳ではないようですね。

以上が、オリジナル技の新開発 「流派」 の概要です。
やってみた感想としては・・・ 強力な技を作るのはかなり難しいようです。
育成の方法を研究し、流派試練の種類や結果を調べ、さらに「運」も良くないと、なかなか思い通りの技は作れないかもしれません。
かな〜り個人的な意見ですが・・・ 「パワプロ」のサクセスモードな感じ・・・ なのかな?
まあ、そう簡単に誰でも強力な技が作れたのではゲームバランスを取るのは難しくなります。
なかなか大変そうな 「流派」 ですが、また 信On に新しい育成要素が追加されることは、間違いありませんね!

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