信長の野望 Online 〜連携について〜

「信長の野望 オンライン」には、複数のプレイヤーが協力して行う「連携攻撃」が存在します。
連携自体は FinalFantasy XI など、他のネットゲームにもありますね。
ただ、信長の野望 Online の連携攻撃は、FF XI など他のゲームのものとは大きく異なります。
ここでは、その仕様について説明しています。

*現在「連係攻撃」は、実際のゲーム中ではあまり使用されません。
連係攻撃が有効なのは Lv25 ぐらいまでですが、今の 信長の野望 Online はその辺りのレベルまでソロ(1人)で簡単に到達できるため、わざわざ徒党で連携を使って戦う事はなくなっているのです。
よってこのページの内容は、今はあまり使用されない攻撃法だというのをご了承の上でご覧下さい。

=連携攻撃の基礎=
まずは基本となる連携攻撃の方法を簡単に説明しましょう。
「信長の野望 Online」 の連携攻撃は、連携起点となる技や術を誰かが出した時に、それに他のプレイヤーが「乗る」(参加する、便乗する)ことで発生します。
連携起点の技は、「準備動作」のある技や術に限られます。

そして、徒党内の誰かが連携起点となる技や術を出し、自分がその連携に参加できる攻撃を持っていると、連携起点の技(術)の準備動作をしているグラフィックが出ている時に、コマンドメニューの「攻撃」の上に、新たに「連携」というコマンドが現れます。
これを選択すれば OK です。
要するに、連携に参加するには、起点の技の準備が画面に出た時に「連携」のコマンドを選べばいいだけなので、特に難しい技の選択や順番、タイミングなどは必要ありません。

ただし連携に参加するには、連携起点の準備動作が画面に出た時に、自分がコマンドを入力できる状態でなければなりません。
すでに他のコマンドを入力していて、その実行待ちの状態であるとコマンドは入力できない訳ですから、連携の準備動作が出てきても「連携」の選択は出来ません。
ですから、誰かが連携起点の術や技を出した時は、その準備動作が出てくるまで参加したい人はコマンドを入力せずに待機しておく必要があります。
そのためには、徒党内でのコミュニケーションが必須となります。
連携起点の術や技を入力した人は、「連携行きます!」とか「○○の技を出します!」とか言い、徒党内のメンバーにそれを伝えてあげる必要があります。
そうでないと、他の人は待機すべきか通常の攻撃をすべきか解りませんからね。
ですから、連携起点となる人は、「簡易チャット(俗に言う マクロ、セリフマクロ)」の設定をして、すぐにそれが言えるようにしておきましょう。
マクロはオプションメニューの 「機能」>「設定」>「簡易チャット」 で変更できます。
L2 ボタンや R2 ボタンでマクロのウィンドウを表示し、指定の場所で「□」ボタンを押しても、その部分のセリフの設定が行えます。

連携を実行すると、連携に使用された技の威力や人数に応じて、高いダメージの攻撃を敵に与える事が出来ます。
そして重要な事として、連携攻撃は絶対に外れません。
また、相手が攻撃を反射する結界などを張っている時でも、その反射効果を無効にします。
ですから実行できるなら、積極的に狙っていきたいものですね。
=連携攻撃の種類=
「連携攻撃」には、2種類のものが存在します。
術連携」と呼ばれているものと、「武器連携(技連携)」と呼ばれているものです。
他にも例外的なものがいくつか存在しますが、これは後で説明します。

この2つのうち、「術連携」は連携起点が「術攻撃(呪文詠唱のある術攻撃)」であるもので、これには他のキャラクターは「通常攻撃」で参加します。
通常攻撃は誰でも行えるので、つまりこの連携にはほぼ誰でも参加できますが、弓や鉄砲などの遠距離攻撃では連携に参加できません。
また、連携起点となる術は「全体攻撃術」はダメですので注意して下さい。
基本は単体攻撃の術ですが、僧や神職(神官/巫女)の使う複数攻撃の術には連携の可能なものもあります。
一方、「武器連携(技連携)」は、連携起点が「準備動作のある武器技」であるもので、これに参加するには「呪文詠唱のある単体攻撃術」を持っていなくてはなりません。
つまり、術攻撃が行える職業でなければ参加できず、さらに「呪文詠唱のある単体攻撃術」が使える状態(実装されている状態)でなければなりません。
よって、こちらは誰でも参加できると言う訳ではありませんね。
要するに、術の連携には武器攻撃で、武器の連携には術で参加する、と思えばよいでしょう。
[ 連携起点となる技 ]
武器連携 渾身撃、鬼突、一閃、金剛打、断空撃、雷光突き、流星突き
忍者 武器連携 滅殺閃、鬼突、一閃
鍛冶屋 武器連携 破砕撃、鬼突、一閃、金剛打、断空撃
薬師 武器連携 金剛打、断空撃、雷光突き、流星突き
陰陽師 術連携 「序」以外の 火炎、冷気、風刃、雷鳴
僧侶 術連携 退魔、紅蓮(弐以上)、凍気(弐以上)
神職 術連携 退魔、雷撃(弐以上)、嵐撃(弐以上)
=連携攻撃の実戦=
さて、「武器連携」と「術連携」・・・
メインとなる連携はこの2つな訳ですが、どちらを使うのがいいのでしょうか・・・?
これは、徒党内のメンバー構成などによって変わってきます。
ただ、同じ条件だった場合、与えるダメージに関しては「武器連携」の方が強力です。

連携の攻撃力は、連携に使用された技や術の威力の合計となります。
(若干の修正が付いているかもしれませんが・・・ 詳細な計算式などは不明です)
ですから「術連携」は、「連携起点の術の威力+参加した人の通常攻撃の威力」 となります。
一方「武器連携」は、「連携起点の技の威力+参加した人の術攻撃の威力」 となります。
よって、通常攻撃よりも術攻撃のほうが基本的に強力ですから、後者の方が強くなります。
加えて、武器連携に参加できる術は「呪文詠唱のある術」に限られますから、元々強力なものばかりと言うことになり、それを呪文詠唱も気力消費もなしで使える訳ですから、ますます威力的な効率は高いと言えますね。
相手が物理攻撃を防ぐ「結界」を張っている場合でも、武器連携の方がその効果をあまり受けずにすみます。

では、連携は「武器連携」ばかり使えばよいのかと言うと・・・ そういう事もありません。
むしろ実戦では、「術連携」の方がメインになる事が多いです。
信長の野望 Online では、準備動作のある技を使った場合、その準備中に敵の攻撃を食らうと大ダメージを受けた上に気力も大幅に低下し、それによって気力が 0 になると痺れ状態になって一定時間行動不能になるという大きなデメリットがあります。
それを防ぐため、「」や「鍛冶屋」は、ピンチになっているキャラクターや防御の弱いキャラクターをかばう「守護」という技能を持っています。
つまり、連携の起点となる人は、彼らに守られながら連携を準備するのが基本となる訳ですが・・・
武器の技で連携起点をするという事は、その人は技の準備中に動けない事になります。
そして、武器技を使うのも、「侍」や「鍛冶屋」です。
彼らの「守護」は連携に参加する場合には発動しますが、自分が連携起点の技を準備している時には発動しません。
よって、彼らが武器連携の起点をやってしまうと、守護をする人が減ってしまう訳です。
武器技を使える人は他に薬師や忍者がいますが、薬師は回復に専念したいところですし、忍者は独自の技でサポートを行った方が良い場合も多いです。
加えて、武器連携だと術の使えない侍や鍛冶屋は参加できないので、連携起点をすると問題のある彼らは単独での行動しかできない事になります。

「武器連携」をするのは、徒党内に陰陽師や神職などの術を専門にするキャラクターが多く存在し、かつ守護を持つ人も複数存在する場合が普通でしょう。
忍者がいれば、武器連携の起点は忍者が向いています。
侍、鍛冶、薬師は守護や回復を行いたい所ですからね。
そうでなければ基本は「術連携」を使う事になるでしょう。
ただ、術師が多いなら「武器連携」の方が強い場合が多い、と言うことは覚えておいた方がいいかもしれません。
=特殊な連携=
連携には、通常の「術連携」や「武器連携」の他に、特殊なものも存在します。
それらが以下のもので、数も利用する機会も少ないと思いますが、便利なものではあるのでぜひ覚えておきましょう。
・妖術殺
陰陽師の全体攻撃術に、僧の「調伏法」や薬師の「呪い」、陰陽師の「呪殺」などの呪い系の術を組み合わせると、敵全体にダメージ+呪い(体力減少状態)を与える攻撃となります。
ただし、全体攻撃術の威力は若干低下します。
これは長期戦になりそうな時や、敵に活身(体力自然回復)が付いている時に有効です。
特に活身が最初から備わっている敵と戦う時は、それを打ち消すために必須となります。
逆に、威力が若干下がるので、短期で戦いが終わりそうなら使用しない方がいいでしょう。

・連携呪詛
薬師の使う「呪いの影」に、僧の使う「低速化」や薬師の呪詛系術、陰陽師の呪霧系の術を組み合わせると、敵単体に呪い+能力ダウン系の術のかかる連携となります。
強力な敵に普通に呪詛や呪霧をかけるのは難しいのですが、この連携を使えば確実にそれをかける事が出来るため、強敵との戦いでは注目すべき連携でしょう。
しかし普段はあまり使う事はありませんね。

・回復蘇生
戦闘中に死んだ味方を回復させる「蘇生」に、僧や薬師の回復系の術を組み合わせると、死んだ味方を高い体力で復活させる強力な連携が可能です!
味方が死んでいるという非常時のみの連携ですが、もし徒党に被害が出て、まだ戦闘中で、かつ薬師と僧が徒党内にいるのなら、ぜひ狙ってみたいですね!
=連携の使い方(上級編)=
連携の使い方については、さらにいくつかの「テクニック」があります。
また、レベルが上がってくると連携の使い方も変わって来ます。
ここではその辺りを説明しましょう。
・連携の失敗について
連携攻撃は、その連携に参加した誰かが行動不能になった時点で、崩れてしまい失敗します。
これはつまり、連携に参加した人数が多いほど、失敗する確率も上がるということです。
参加者の誰か一人が痺れ攻撃などを受けたら、そこで終わってしまいますからね。
ゲームをやっていると解って来ますが、敵には一定の行動パターンがあります。
例えば、痺れ系の攻撃は徒党に7人いても、同じ人ばかりが狙われたりします。
ですから狙われやすい人は連携に参加しない方がいい、というケースもあるでしょう。
・連続連携
これは「連携コンボ」 とか 「追っかけ連携」 とも言われる、連携の基本技の一つです。
連携攻撃を連続で撃つテクニックで、まず最初の連携の起点となる人が術(技)の詠唱(準備)を行い、他の人がそれに乗ります。
ただし、次の連携の起点となる人は、ここで連携に乗らず「待機(何もせずに待つ)」します。
そして、次の連携の起点となる人は、右レバーを押し込んで(R3ボタン)、行動の順番が表示されるようにしておきます。
行動の順番表示をよく見ておき、最初に連携を出した人の順番がリストに現れたら、すぐに次の連携の術(技)を入力し、前の人の連携技が終わったらすぐ次の連携起点が出るようにします。
その後、最初に連携技を出した人は、同じ方法でさらにその次の連携の入力を待機します。
これを繰り返して、連携技を連続で撃つ方法です。
敵の数が多いと行動順がリストに表示しきれない場合がありますが、その時は前の人の準備が終わってから数秒待って、タイミングを計って入力しましょう。
これに慣れれば、連携起点が2人いれば、交互に連携を出すことによって隙間なく攻撃が行えます。
・連続攻撃
上級者向けの、「連携攻撃」ではない連携した攻撃です。
忍者の「痺れ切り」は、敵を一定時間痺れさせるものですが、この痺れている間に物理攻撃を加えると大ダメージを与えることが出来ます。
これを利用して、忍者が「痺れ切り」を出し、その直後に侍などが「三連撃」などを出せば、かなりの大ダメージを与えることができ、かつ必ずヒットする、というものです。
これを行うには「痺れ切り」を出す忍者が、「3番目の敵に痺れいきます」といった感じで、どの敵に技を出すのかを早めに徒党メンバーに伝える必要があります。
もちろん、侍や鍛冶屋などの物理攻撃を行う側も、それに合わせてコマンド入力を待機しておく必要があるでしょう。
「痺れ切り」以外にも、「金縛り」などの相手を痺れさせる技なら何でも OK ですね。
ただし、「痺れ切り」や「金縛り」は必ずヒットする訳ではないので、確実性に劣ります。
また、事前の打ち合わせも必要になるでしょうし、その面で上級者向けといえます。
「連携技」というわけではありませんが、このような相性の良い攻撃は他にもあるので、いろいろと組み合わせを「工夫」して戦うことも大事でしょう。
・高レベルでの連携
実は、連携攻撃が活躍するのは レベル25 以下ぐらいの頃までです。
レベル30 に近くになると、敵の数が多くなり、強力な技も習得するようになるので、全体術や連撃などの技が攻撃のメインとなり、連携攻撃の有効性は薄れていきます。
それでも高レベルで連携攻撃をする場合は、武器技からの連携の方がいいでしょう。
「連携攻撃の実践」の項目でも述べたように、術連携は「術+通常攻撃」なので、レベルが高くなっても威力的にはそれほど伸びません。
一方、武器連携は「武器技+術攻撃」で、高位の連携参加可能な術を術師が実装していれば、それに合わせて連携技の威力もかなり強力になります。
ただし、武器連携には、「連携起点の人が守護などを使えない」 「複数攻撃の武器連携は存在しない」などのデメリットもありますので、それを含めて考える必要があります。
ただ、武器連携にも、「防御力の高い人が連携起点になれる」 「防御の弱いキャラを準備状態から守れる」 「術師の気合を節約できる(気合切れでも参加可能)」などの利点があるので、状況に合わせて使い分ければ、決して高レベルでも利用価値がない訳ではありません。
また、連携攻撃は 「守護」 の効果を無視できる(絶対に守護されない)、という利点もあります。
この点は対人戦などを含めて、注目すべき点と言えます。
出来るだけ多くの選択肢を含めて、攻撃を組み立てて行きたいですね。

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